X-RAID2にハメられたこと

X-RAID2とはNETGEAR社のNAS製品ReadyNAS Ultraシリーズで利用できるNETGEAR社独自技術によるRAID機構で、HDDを追加したり、より大容量のものに交換した際にNASを止めることなく“いい感じ”にRAIDを自動再構築・容量の自動拡張をしてくれる便利な機能。本エントリはこの機能をあてにしていてハマった件。

先に結論を述べると
NETGEAR社のReadyNASシリーズで、6台以上HDDを格納できるモデルに1台2.5TB以上のHDDを搭載させる場合は、一度に全台搭載させて初期化する必要があり、X-RAID2の便利さをあてにしていると後々ハマる。

そういうお話しです。



ReadyNAS Ultraシリーズについて

NETGEAR社のホーム向けNAS製品で、CPUや入出力スループットなどホーム向けNASとしてはかなり高性能な部類。自分はPT3(当初はfriio)で録画したデータのストレージおよびPS3から動画再生するためのDLNAサーバーとして、HDD4台格納可能なUltra4を2010年6月に、HDD6台格納可能なUltra6を2011年5月に購入しました。

HDD台数遷移とX-RAID2

Ultra4購入時は一度に2TBを4台導入したのでX-RAID2の恩恵を受けることは無かったのですが、Ultra6についてはとりあえず3TBを2台だけ初期導入し、後から必要に応じてHDDを追加…つまりX-RAID2の機能を最大限利用する方向ですすめることにしました。(理由は一度に6台買う資金が無かったことと、当時は他のNASで空き容量が確保できていたから)

導入して3ヶ月後くらいでしょうか?タイ洪水によるHDD価格暴騰が発生。空き容量に余裕があったのもあるんですが、価格暴騰の影響もあって1年近くHDD2台構成での運用が続きます。ところがここ最近タイ洪水前くらいの水準までHDDの価格が下がってきたので、今年6月に+1台、今月に+3台(いずれも3TB)といった感じでHDDを追加することにしました。

これまでUltra6の格納HDD台数が 2台→3台→6台 と変遷したわけですが、X-RAID2のおかげで、RAID構成は RAID1→RAID5→RAID6(※1) と自動的に再構築…されるハズでした。
※1 正確には2台:RAID1 3or4台:RAID5 5台以上:デフォルト→RAID5のまま。ボリューム設定で変更した場合→RAID6 となる

X-RAID2による自動再構築の失敗

ところが、4台目の再構築までは無事完了したものの、5台目が失敗。どうも自動的にリトライしては失敗を繰り返してるらしく、約3分置きくらいでと警告メール(※2)が次々と送られてくる始末w 一旦NASを再起動してみたものの症状が変化しないので、NETGEARのサイトでFAQを確認したところ、該当する情報がありました。
使用開始時の容量からボリュームの拡張が出来るのは最大8TBまでです。
とのこと。FAQの例だと初期状態が1TBなら9TBとあるので、自分のケースだと初期状態3TBなので3+8=12TBが上限ということだろうか?確かに4台までならギリギリ12TB以内で5台目で失敗するのは頷ける。そして解決方法はというと…
現在セットされているHDDの容量を最大にご利用されたい場合、解決策としてはHDD全てセットした状態にて初期化 (ReadyNAS内のデータは消えてしまいます)を実施頂く必要があります。
ΣΣ(゚д゚lll)ズガーン
データを諦めるか、他の入れ物へデータを移すかの2択なんですが、わざわざRAID組んでまで保管してるデータを諦めるなんていう選択肢は無いワケで、3日ほど掛けてデータ移動させました…っていうか、エントリ書いてる時点では終わってません。多分今日中には終わります。

他に7台ほどNASを運用してますが、それらの空き容量をかき集めても1.2TBくらいにしかならなかったので、わざわざこの作業のために2TBの外付けHDD(牛製8480円)を買うハメに。(作業完了後はUltra4の予備ディスクとする想定なので無駄にはならないがアホらしい)
2 設定で何か問題やイベントが発生する度にメールで通知する設定にしているため

そしてさらなる落とし穴が…

外付けHDDは秋葉原のZOAで買ったんですが、もう少し安い7千円台のもの(Lacie製)も有ったんですが、PC利用する際は再フォーマットが必要みたいだったので手間を惜しんで牛製8480円を選択。帰宅後1.6TB程度のファイル移動を試みたところ、いくつかのファイルがコピーされず、ファイルサイズが大きくてコピーできないとの警告ダイアログが…フォーマットがFAT32だった…orz。

最初の問題と比べれば全く大した問題では無かったけど、安いのを選択していれば自分でNTFSに再フォーマットしただろうし、落ちなかった穴だったなとちょっと後悔。

顛末

多少の出費はあったものの、回避策があったので最終的にはめでたしめでたしってところかな。事前に回避しようがあったどうかというと、FAT32の件はともかく8TB上限についてはマニュアルにも記載されていないようなので、無理だっただろう。

もし、容量が足りなくなったタイミングで1台ずつ追加する運用をしていたら、最悪8TBのデータを別の入れ物へ退避させる必要があったワケで、そう考えると、格納データが3TB弱のタイミングで気づけてむしろラッキーだったかも。

今後本製品を買う人が同じ穴に嵌らないよう、NETGEARのX-RAID2説明サイトに制限事項を記載して欲しいところだ。

ちなみに、本エントリはNETGEAR社やReadyNASをdisるつもりは全くありません。むしろ自分はNETGEARファンで、16ポートスイッチや、ルーターなんかもNETGEAR製品を使っているくらい。次にNASを買うとしても恐らくReadyNASシリーズを買うだろう。

購入はNTT-X Storeがオススメ。頻繁に安売りされてます。価格幅は40k~54kくらいの間で結構変動するので、40k前後のタイミングを狙うのが良いかと。自分は去年43kで買いましたが、保証が手厚く造りも堅牢。性能も高くて全く後悔していません。

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